結局、人を健康にするのは食べ物。

その答えにたどりつき、農業でやっていこうと決めました。
家業である農場を継ぐとともに、24歳のときに株式会社AgLiBrightを設立。
環境保全型農業を重視し、現在は酒米8.6㌶、米粉用米2㌶、主食用米36㌃、ニンニク5.6㌶、黒大豆3.4㌶を減農薬で栽培し、環境に負荷をかけない農法を父の代から受け継いでいます。

広大な農地で極力農薬を使わず栽培しているので、環境はもちろん、働く人にもやさしいさまざまな工夫が必要です。
たとえば、納豆菌を培養して菌を菌でおさえたり、畝間を広くして籾殻をまいて雑草をおさえたり。また、多可町では高齢化や人口減少の影響で不耕作地も増えており、弊社が受け皿となる取り組みも行っています。

多可町の伝統ある作物や農地を守りながら、農業×何かで新しいものも生み出していきたい。
そのために、科学技術も取り入れながら人にも環境にもやさしい農業のロールモデルになれたら。
「良い人が作った食べ物は必然的に良い食べ物になる」。

この考えを羅針盤に、みなさんの未来づくりの一助になれたら、こんなに嬉しいことはありません。